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事例インタビュー:「チャンス」としての脱炭素経営ー 株式会社小野包装

こんにちは、e-dash note編集部です。

事例インタビューシリーズ第3弾として、今回は営業倉庫業を営む株式会社小野包装をご紹介します。

脱炭素は中小企業には関係ない

そのように感じる方も多いかもしれません。
一方で、サプライチェーン全体でのCO2排出量の削減がますます求められるようになっている今、中小企業にとっても決して他人事ではないテーマとなっています。

小野包装様の場合、ある日得意先企業からサステナビリティへの取り組み状況を尋ねられたことをきっかけに、取り組み始めへと乗り出しました。

臨場感あふれる社長様のお話をインタビューした記事を紹介します。

インタビューを担当したマーケティング部の吉田のコメントも本記事の末尾に掲載していますので、そちらも併せてご覧いただけますと幸いです!


今回のピックアップ:株式会社小野包装ってどんな会社?

小野包装様は営業倉庫業、発送代行業、梱包業などを手がけている会社です。
Win-Win-Winを掲げ、「お得意様」、「協力会社様」、「当社の従業員」の3者間が理想的な協業を実現し、提供するサービスが「あたりまえ」のことのようにあるべき品質を維持することを目標とされています。

株式会社小野包装 代表取締役社長 小野一佳様

ここだけでも読んで!記事の注目ポイント

この記事の一番の注目ポイントは、得意先企業からの問い合わせからスタートした脱炭素への取り組みを、ポジティブにとらえて取り組んでいかれた姿だと思います。

当社は過去にも得意先からの要望をきっかけにQMS(品質マネジメントシステム)やISMS(情報セキュリティマネジメントシステム)などに取り組んできました。どの取り組みも最初こそ戸惑いや試行錯誤がありましたが、中長期的には経営にプラスに働いてきました。こうした経験から、サステナビリティや脱炭素への取り組みも「将来的にはきっとメリットになって返ってくる」という直感がありました。

インタビュー記事から抜粋

企業の「成長」と脱炭素を結び付け、取り組み始めた小野包装様の取り組みには、背中を押される思いがあります。

30年以上ご贔屓にしていただいている得意先の外資系企業から2022年2月に突然、メールが届いたのがきっかけです。「EcoVadis(※1)」のサステナビリティ評価を受け、評価後のスコアカードを共有するよう求めるものでした。

もちろん、SDGsや地球温暖化対策についてはニュースでよく聞きますが、どこか他人事のように感じていました。大企業や重化学工業など、社会や環境により大きな責任を持つ企業や業界に求められる話だと受け止めていたんですね。

インタビュー記事から抜粋

得意先から要求されたら取り組まざるを得ない…
その事実ははありながらも、小野社長はこの流れを「チャンス」と捉えられました。

「サプライチェーン」には当然、当社のような物流業者も含まれます。つまり、遅かれ早かれ、あらゆる得意先からCO2排出量の削減が求められるようになるのは避けられない、ということです。

危機感を覚えた一方で、チャンスも感じました。他社に先駆けて取り組めば、差別化に繋がり、新たなビジネスチャンスを掴むことができるかもしれないからです。

インタビュー記事から抜粋

「e-dash」を活用した可視化の取り組みや、その他のCO2排出量の削減への取り組みが功を成し、スコアの大幅な改善につながった様子はぜひ記事本編をご覧いただけたらと思います!

サステナビリティに関する方針や取り組みを社員全体に紹介し、拍手が起きた、というお話から、このような取り組みは社員のエンゲージメント向上にも繋がることが伺えます。

インタビュアーのコメントをご紹介!

今回のインタビュアーを務めた、マーケティング担当の吉田からのコメントはこちらです!

小野社長には今回「当社の取り組みは完璧なものではなく、まだまだ手探りな状況ですが、そこも含めて発信することで『ひとつ当社でもやってみるか!』と他の中小企業の経営者に感じてもらえたら…」と快く取材をお引き受けいただきました。小野包装さんのストーリーが「脱炭素とご自身の会社や仕事との関係」について少しでも考えていただくきっかけになれば嬉しく思います。

まとめ

今回は小野包装様のインタビュー記事をご紹介しました。
e-dashがステートメントとして掲げ目指している「成長は、削減しない」をまさに体現していらっしゃる、とても応援したくなる企業様です!

最後までお読みいただき、ありがとうございました!