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前年比200%の採用を達成したピッチ資料の制作秘話について

こんにちは。e-dash note編集部です。

e-dashは、CO₂排出量削減への取り組みを総合的にサポートするサービスプラットフォーム「e-dash」を運営しています。2022年2月の会社設立から今日までに、本当に多くの方がe-dashにジョインし組織が大きく拡大しています。

そして現在も「脱炭素を加速する」ために、e-dashは、絶賛採用中です!

今回は、候補者にe-dashのイメージ・雰囲気を伝えて、カルチャー・MVV(ミッション・ビジョン・バリュー)を理解していただくために作成している採用ピッチ資料についてお話したいと思います。

e-dashの採用デッキです
上記の画像をクリックしてください

この記事は、このような読者におすすめ:
→ 自社の採用ピッチ資料を効果的に作成したいと考えている方
→ ツール選び・ビジュアルデザインに悩んでいる方
→ 新規事業やスタートアップで採用活動と組織開発に携わっている広報・人事部門の方


候補者の立場から考える、という心構え

e-dashの採用ピッチ資料は、採用広報活動の出発点です。潜在・顕在の候補者に会社の事業内容、カルチャー、MVV(ミッション・ビジョン・バリュー)を効果的に伝えることで、候補者が会社と自身の適合性を判断しやすくし、より質の高い採用を可能にします。

ただし、「会社が伝えたいこと」と「候補者が見たいこと」の間には、必ずギャップがあり「どのようにそのギャップを埋めていくのか?」が重要な課題となります。

また、「採用ピッチというビジュアルの手段だけでは伝えられない」部分に関しては、「カジュアル面談 / オフィス訪問」の機会を設けて、候補者に会社について知ってもらう別の手段が効果的です。

「会社が伝えたい内容」と「候補者が知りたい内容」の重なる部分を見つけるのが大事
「会社が伝えたい内容」と「候補者が知りたい内容」の重なる部分を見つけることが大事

採用ピッチ資料を作る際、e-dashのコミュニケーションデザインチームはデザイン思考を活用し、empathize(共感)の段階で候補者が直面するであろう悩みや課題を考えます。その上で、面接担当者からのフィードバックをもらいながらPDCAを回しています。

このプロジェクトに着手する時、私もまだ転職したばかりで、会社探しの時の記憶がまだよく残っていました。そのときの気持ちを生かして、「こういうrecruiting deckがある会社なら絶対応募する!」という目標に向けて頑張りました。

ーーコミュニケーションデザイナー
ちょっと大胆ですが、e-dashの採用資料には職群と給与レンジも公開されております
ちょっと大胆ですが、職群と給与レンジも公開しています

e-dashの採用活動では「環境問題・社会課題の解決に関心を持つ方の共感を得る」ことをコアにし、社会課題の解決に向けて加速する環境系スタートアップであるe-dashの気持ちと情熱を込めています。

2年半前に子どもが生まれたのですが、それを機に「子どもにより良い未来を残せるような仕事をしたい」という気持ちが強くなりました。そんな矢先に出会ったのがe-dashです。

ーー“プロダクトの力”で企業の脱炭素をドライブする。「e-dash」のサービス作り、その裏側は?


ビジュアルデザインの核心:デザイナーの好みやこだわりではなく、会社視点で

採用ピッチ資料を作るときに、デザイナーとして2つの軸を念頭に置く必要があります。1つ目は「会社視点」、2つ目はデザイナーのスキルを活かした「情報の見せ方」です。

採用ピッチ資料を作るときに、デザイナーとして二つの軸を念頭に置かないといかないです。一つ目は「会社視点」、二つ目はデザイナーのスキルを活かせる「情報の見せ方」です。

e-dashでは2023年7月に新しいデザインガイドライン「DASHBOOK」を策定しています。これにより視覚的なメッセージ性が一貫し、ブランドの認知度と信頼性を高めることができています。DASHBOOKの登場に伴って、コーポレートサイトのデザインも刷新しました。ブランドとアイデンティティの一貫性を保つために、事前にwebデザイナーと入念に相談しながら、採用ピッチ資料と採用ページのトンマナを一致させることも意識しました。


ゴールは、メンテナンスしやすい資料

今回の採用ピッチ資料を作成するにあたり、もう1つのゴールが「メンテナンスしやすい資料」でした。特に「募集中の職種」の変更が頻繁に生じるため、最新情報を伝えるためにタイムリーに反映しなければUXが下がってしまいます。なので.pdfファイルを作成→コーポレート部がアップロードするという段取りは極力避けたいNG方法でした。

「募集中の職種」ページです(左:2023年9月 右:2024年2月)
「募集中の職種」ページ(左:2023年9月 右:2024年2月)

さらに、もともとGoogle Slidesで作成した資料(仮のピッチ資料)もありましたが、Google Slidesはグラフィックデザインの観点では向いていないツールで、デザインを自由に調整することが非常に難しいという課題もありました。

e-dashではツール選びの自由度が高いので、デザイナーが各ツールのpros & cons(通称プロコン:使用する際のメリットとデメリット)をまとめて提案してみました。その中でのイチオシは、やっぱりデザイナーズのBFF(best friends forever)であるfigmaでした。編集の自由度が高く、かつ直感的にprototypeを操作することができるので、prototypeのリンクを採用ページに貼り付けることで修正した箇所が即時反映されます。

Google Slidesも1つの選択肢ですが、正直デザイナー目線では相性がはあまり良くありません…例えば余白やテキストボックスの微調整が煩雑で、1回使うと寿命を3年縮めているような思いです…

ーーコミュニケーションデザイナーの本音

内容構成〜各部署とデザインチームと、時々、他社研究

各部署の業務分担とスケジュールです

コミュニケーションの負担を減らすために、採用ピッチ資料の作成進行は主に(通年絶賛採用中の)プロダクト開発部内で完結させています。今回は中途採用で入社したデザイナーの経験を活かし、通常であれば一番時間がかかる「他社研究」も省略できました。

前職・前前職でやっていた採用資料やベンチャーキャピタル向けのピッチ資料の制作経験を活かせるのがすごく嬉しいです!

ーーコミュニケーションデザイナー

上長(VP of Product)がレビューした後、社内の他部署・CEOにデザインレビューをしてもらいました。figmaのコメント機能を活用して、素早く意見を反映することができました。

採用ピッチ資料も、Product Market Fit。

e-dashはスタートアップならではのスピード感を持っており、採用ピッチ資料の更新頻度も非常に高い方です。新しい採用ピッチ資料ができてから半年間の内、平均的な修正頻度はなんと4回/月!よく更新した箇所は「募集中の職種」です。最初は一部の職種のみ記載していましたが、より高いUXを提供するため、今はHERPの採用ページと連動して、ピッチ資料にリンクも追加しました。

面接官になる社員から「候補者に『御社の採用ピッチ資料はわかりやすい』と言ってもらえました」とコメントをいただく時はスーパー嬉しいです!

ーーコミュニケーションデザイナー

2024年2月にe-dash設立2周年記念のパーティも終わり、3年目に突入しました。今後はさらに「社員数遷移のグラフ」、「働く環境の写真」なども追加していきたいですね。

採用情報

e-dashでは、現在一緒にはたらく仲間を募集しています
同じ夢について語り合える仲間と一緒に、環境問題を解決していきませんか?

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