toB SaaSですが、企業キャラが大活躍。
こんにちは。e-dash note編集部です。
猛暑続きの夏も、夏祭りのシーズンになりましたね。
さて、アイキャッチ画像にいるこの謎の緑の生き物は誰…?
今日は、e-dashのキャラクターのdashくんについて紹介したいと思います。
この記事は、このような読者におすすめ:
→ 企業やサービスのキャラクター作成を検討中の方
→ 企業やサービスのキャラクターの活用方法に悩んでいる方
→ toB企業でのキャラクターの活用例を知りたい方
dashくん誕生の秘話
このキャラクター、実は会社化するよりも前のまだ三井物産の中で活動していた頃に誕生しました。
ベータ版を展開していた頃に初めてe-dashを展示会で披露する際、ブースでサービスの簡単なコンセプト動画を流す提案が、当日のデザイン会社からありました。
動画に何かキャラクターがいた方がe-dashのサービスらしさが出る、ついに作ってしまった、と突如動画のドラフトの中に現れたのが、いまのキャラクターでした。
デザイン会社からは、3パターンでキャラクターの提案がありました。
もっと手足の長いひょろっとしたキャラクターや、丸っこい感じのキャラクター…
その中でいまの形に決定した理由には、当時掲げていたサービスとしての想いがありました。
「2050年、カーボンニュートラル」という長い道のりに対して「何から取り組めば良いのか」と悩む企業や自治体へ、道標をしっかり示す頼れるパートナーでありたい。
今も変わらないこの想いを捉えたときに、フォルムは一定擬人化し、胸板の厚さで寄りかかってもどっしり構えて受け止めてくれる頼れるパートナーの印象をもたらしてくれる、いまのキャラクターに決まりました。
しかしその後、インハウスのデザインチームができるまではキャラクターの活用はぴたりと止まってしまい、dashくんは1枚の.png画像としてデザインフォルダーに眠っていました…
2023年のブランディング刷新とデザインチーム始動を契機に、「ブランディングや社内カルチャー構築の一環で、dashくんを活用したら?」と、イラストレーター+企業キャラクターデザインの経験を持つデザイナーが提案してくれました。
まずは既存dashくんの立ち絵修正から。正面向きの方が真摯さを感じることができますが、体型も微妙にムキムキに…
新しいdashくんの立ち絵をもとに、デザインチームはいくつか試作案を作ってみました。パンドラの箱がついに開けられ、「dashくん大活躍時代」に突入。
toB事業の企業キャラ、どこで活躍?
「企業キャラ」と言えば、toC事業で活躍するイメージは多いですが、toB会社に本当に必要かな?と疑問視されていることも少なくありません。
「企業キャラ」の最大のメリットは、「ブランディングの一環として覚えられやすい」と、「感情的価値を提供する」ことです。社員もエンドユーザーも人間なので、企業キャラを媒介でe-dashの「使いやすさ」、「ユーザーに近つく姿勢」、「『脱炭素経営』のハードルを下げるための努力」、「遊び心」を感じさせることこそ、ブランディングの意義です。
e-dashの企業キャラは、主に以下の3つの領域で活躍しています:
企業キャラの活用のメリット
フル活用からちょうど1年が経ち、toB事業として企業キャラを活用するメリットをよく感じています。
・ハードルを下げる:「脱炭素」はここ数年の間で経営の重要テーマとして突如認識が高まり、「どこから着手したらよい?」と不安を感じる企業の担当者も少なくありません。そこで紹介資料やヘルプページに企業キャラを使えば、柔らかい口調とキャラクターに相まってやさしい日本語の説明で不安を払拭し、プロダクトのUX向上やハードルを下げることができます。
・他社と差別化できる:企業キャラは「ブランド個性の構築」「記憶性の向上」などの面でも貢献できます。企業の個性や価値観をビジュアルで表現し、競合他社と異なるやブランドメッセージを伝えることができます。いくつか類似サービスが存在する中、ブランディングの一環としてよく営業資料や広告バナーなどに使われています。
・遊び心・カルチャー構築:社外向けだけではなく、社内向けにも使うチャンスがたくさんあります。特に企業キャラのslackスタンプを使ってエンゲージメントを向上することができます。
将来の夢
企業キャラが活躍できるところはまだまだあり、e-dashのデザインチームは今日もdashくんの活躍ところ探しに尽力しています。
もっと現実的なお話しをすると、コミュニケーションデザインの一環として「異なるターゲット層ごとにコンテンツを制作する」ことこそ、次の一歩です。それを実現するために、企業キャラの活用において素敵なアイデアを持つデザイナーやマーケター、いつでも大歓迎です!